行政書士がホームページの記事を書くときに注意しておきたいこと

行政書士がホームページの記事を追加していこうとするときに、どのような点に注意して記事を書けばよいのでしょうか。

この記事では、行政書士が陥りがちな失敗例などを挙げながら、主な注意点を紹介します。

条文や手引の丸写しが大部分を占める

実務経験の少ない開業直後などに多いのが、記事の大部分が法律の条文や手引から引用した文章になってしまうケースです。

条文などを引用すること自体はまったく悪いことではないのですが、引用部分が多いということは、裏返せば記事中にオリジナルで書かれた部分が少なく、情報としての価値が低いということになります。

検索エンジンは、価値のある情報、オリジナリティの高い情報を優先して検索結果に表示させるアルゴリズムをとりますが、ほぼ条文の解説、手引きの引用といった内容ではオリジナリティが非常に低いため、後追いで公開しても検索結果にほとんど表示されない可能性が高いです

専門用語が多用されている

条文や手引の丸写しにも共通することですが、法律用語などの専門用語を多用してしまうことがあります。

法律に慣れている行政書士向けの文章であれば別ですが、多くの人にとって、専門用語が多用されている文章を読むのには多大な労力を要します。

そのページを一見して「小難しそう」と思われてしまうと、訪問者が直帰してしまう可能性が高く、ページを作った意味が薄れてしまいます。

行政書士業務の専門用語を他の言葉に言い換えると正確性が失われてしまう面もあるので、やり過ぎには注意が必要ですが、可能な限り平易な表現を使用すると読みやすくなります。

書類の書き方を解説する記事

申請書類の書き方を解説する記事を書く人がいますが、このタイプの記事も注意が必要です。

たしかにそれなりにアクセスは呼びやすいのですが、業務の依頼をしたい人ではなく、自分で申請したい人からのアクセスを呼びやすくなってしまい、結果として「依頼はしないが情報は欲しい」という層からの問い合わせが増えてしまうリスクがあります。

記事が短すぎる

更新頻度を維持したいと考えてのことか(あるいは一昔前の「SEO対策としてページを量産せよ」との教えを忠実に守っているためか)、数百文字の短い記事を量産してしまう行政書士も多くいます。

「1記事1テーマ」というのはよく言われることではありますが、あまりにも短い記事を大量に書いても、最近では検索エンジンからほとんど評価されない印象です。

それよりも多少更新頻度が落ちたとしても、ある程度ボリュームがあって質の高い記事にまとめた方が結果には繋がりやすい傾向があります。

記事は何文字がいいのか

なお、「記事の文字数は何文字がいいのか?」という質問は多いのですが、ただ文字数が多くても内容がスカスカでは意味がありませんし、短すぎても内容が薄くなってしまいますので、内容次第という部分も大きいです。

ひとつの目安としては、行政書士の書く記事で言うと、1000文字を超えてくるとそれなりにまとまった内容の記事になってくるという印象があります。

また、1,000文字の骨格が出来上がったら、そこにたとえ話や事例などを盛り込んでより分かりやすい2,000文字程度の記事に仕上げることで、競合事務所から一歩抜き出たオリジナリティの高い記事に仕上がりやすくなります。

多い分には、最近では長文記事の評価が高くなりやすい傾向もありますので、1万文字を超えるようなものも有効です。ただし、訪問者が必要な情報にたどり着けなくなることもありますので、訪問者の利便性と検索エンジン対策として、次に紹介する見出しや目次などの設定を設けるほうがよいでしょう。

見出しや段落などの設定が不適切

見出しが入っていなかったり、ひとつの段落が非常に長くなっているケースも多く目にしますが、ベタ打ちの長い文章というのは、ホームページではなかなか読んでもらえません。

読みやすくなるよう見出しを入れたりや段落を分けたりすることにより、訪問者も読みやすくなりますし、検索エンジンも文章の構造を把握しやすくなります。

段落分けの目安ですが、書籍の感覚で段落分けをすると、ホームページではやや読みにくい感覚になるかもしれませんので、1文もしくは2文程度で段落分けをする(1行余白が入る)と、ホームページでも読みやすくなるのではないでしょうか。

また、長文になるページには、各見出しに飛べるリンクを張った目次をページ冒頭に用意しておくと、全体像をザッと確認した上で必要な箇所へすぐ飛べるため、訪問者の利便性が上がります(WordPressを導入している場合、プラグインで自動的に目次が作られるような設定が簡単に可能です)。

営業色が強すぎる

行政書士がホームページに記事を書くときは、そこからの集客を目的とする場合がほとんどではないでしょうか。

そのため、たとえば「○○許可で困っている方、まずは当事務所までご相談ください」といった流れで、説明をほとんどせずにすぐ相談へ促す文章を書いてしまいがちです。

しかし、そのホームページを訪問した人は何か困ったことについて情報を知りたいわけですから、まずはその疑問にしっかり答えてあげる姿勢が大事です。

何も情報を与えない、どこの誰かも分からない初対面の状態で「まずはご相談ください」と誘導をかけても、ほとんど問合せにはつながりません。

開業当初ほど、一件でも依頼が欲しいとの思いから営業色の強い記事を量産してしまいがちですが、それが逆に依頼を遠ざけてしまうケースは往々にしてあるため、注意が必要です。

まとめ

上記で触れた注意点のうち、問題が多い(誤用も多い)のは「見出し」です。見出しを正しく使うことは、訪問者の利便性向上と検索エンジン対策、一挙両得の効果があります

見出しを全く使わずに記事を書かれている方、見出しを「大見出し」「中見出し」「小見出し」で正しく使い分けていない方は、公開しているページの構成を見直して、訪問者と検索エンジン双方にわかりやすい見出しを配置することをオススメします。

上記の注意点に気をつけながら、

  • 何を知りたい人に読みに来て欲しいのか
  • 訪問者の知りたいことが書いてあるのか
  • 訪問者が読みやすい記事になっているのか
  • 訪問者と検索エンジン双方に優しい構造になっているのか

といった基本的なことを考えて、訪問者(将来の依頼者)の目線で記事を書いていきましょう。

Genomos

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