頑張って記事を書いても検索順位がなかなか上がらないのはなぜですか?

Q. 行政書士です。ホームページの記事を一生懸命更新しているのですが、なかなか検索順位が上がりません。記事は業務のことや、日々のできごとなど色々なことについて書いています。どうすれば検索順位が上がりますか?

A. ご質問のケースですと、記事の質に問題があると考えられます。記事を書いても検索順位が上がらない原因はいくつか考えられるのですが、ほとんどの場合、記事の質か量、もしくはその両方が足りていないことが原因です。

記事を書いても検索順位が上がらないというのは、年々検索上位に持っていくための初期のハードルが上がっていることもあり、ホームページからの集客に取り組みはじめた人の多くが持つ悩みです。

記事のテーマ

ご質問にもあるように、行政書士のホームページで、「今日は建設業許可の申請をしに〇〇の建設業課に行ってきました」、「今日は〇〇先生と会食しました」といったような日記のような記事を一生懸命更新したとしても、残念ながら訪問者が増える可能性は低いです。

あなたが有名人であれば、そういった情報を読みたいと思う人もいるかもしれませんが、イチ行政書士の日頃の動向を知りたいとは思わないでしょう。

ですので、記事のテーマを考えるときは「問い合わせをして欲しい人が知りたい情報」ということが大前提になります。

ではそれはどのような情報なのか、記事の中でどう伝えるべきなのかは、ホームページで取り扱っている業務分野、to Bかto Cか、大手か個人かなど様々な要素によって変わってきます。

記事のオリジナリティ

記事のテーマを考え、記事を書こうとすると、行政書士の場合は専門性の高い記事になることがほとんどですが、正確性が必要になるために各種資料やインターネット上の情報などを参照した結果、参照元の情報に引っ張られすぎてオリジナリティの低い記事になってしまうことがあります。

行政書士のホームページでよくみるのが、手引きコピペ型の記事です。

例えば、とある許認可の要件に関する記事の要件の部分のほぼすべてが役所が作成した手引きのコピペになっている記事を目にすることは、いまでも少なくありません。

たしかに許認可であれば手引に書いてあることが間違っていることは少なく、情報ソースとしては確度が高いものであることは事実なのですが、これでは手引きを読んでもその記事を読んでも変わりがないことになってしまいますし、何よりオリジナリティがまったくありません。

現在の検索エンジンでは、記事のオリジナリティも重要な評価基準のひとつですので、延々と手引きのコピペ記事を更新していったところで、検索順位が上がることはほぼありませんので、自分の言葉でいかに書けるかが大切です。

「そんなことを言われても、業務経験もないし、手引きに書いてないことなんて知らないよ」というお悩みも、特に開業直後だとあるのですが、そんなときには、手引きの内容を事前知識の無い誰か(中学生や高校生でもいいです)に説明するときのことを想像しながら、まずは対話形式で書いてみるというのも手です。

これを試してみると、手引きの引用部分よりも、自分の言葉で説明する部分の方がボリュームがはるかに大きくなることがわかると思います。

記事の形式面

記事のテーマを適切に設定し、オリジナリティのある記事を書いたとしても、形式面が整っていないと検索エンジンから適正に評価されない可能性があります。

極端な例を挙げると、改行もなにもなくひたすらテキストベタ打ちの記事だと、せっかく訪問されてもほとんど読み進められないと思いますが、検索エンジンはどの程度読まれたか(訪問者がどのくらい滞在したか、記事がスクロールされたか)も計測していますので検索順位が上がりにくい、ということになります。

ここまで極端でなくとも、適切に見出しタグを設定する、適宜画像や動画を配置する、見やすいようテーブルタグ(表)を使用する、強調部分をわかりやすく装飾(太字、アンダーライン、色付きテキストなど)といった形式面の目配せをしておくといったことができておらず、読みにくい記事も多いです。

たしかに、最近では検索エンジン側も形式だけでなく実質面を重視する傾向が強まっているので、形式面に過剰に神経質になることもないのですが、ある程度は整っていた方が無難です。

記事の数

これまで紹介してきた要素を整えて記事を書いていったときに、どのくらいの記事を書けば検索順位が上がってくるのか、というのは非常によく聞かれることですが、これがなかなか難しいです。

行政書士業務の中でいうと、相続業務、入管業務、建設業許可といったメジャーどころは芽を出すのがなかなか大変で、100記事書いてもまったく訪問者がいないということもザラにあります。

一方で、マイナー業務であれば30記事程度で検索エンジンからの流入がはじまることもあります。

なので「いくつ記事を書いたら集客できる」というのは一概には言えないのですが、検索結果の1ページ目に上がってきているような競合サイトの記事数に到達するというのが最初のハードルになるのかなとは思います。

ウェブ集客は簡単ではない

紹介したような点を意識して、記事を追加しつつ、試行錯誤を繰り返していけば主要キーワードで絶対に検索結果1位を取れます!

と言いたいところではありますが、ウェブ集客は簡単ではありません。むしろめちゃくちゃ大変です(ウェブ制作業者はなかなか言いませんが……)。

資格という参入障壁で守られた行政書士の世界でさえ、年々競争が厳しくなってきています。

競合の強さによっては、記事を書き続けるだけでは上位表示が不可能に近い場合もありますが、戦い方によってはまだ十分勝てる余地があります

正面突破だけがウェブ集客への道ではありませんので、様々な手法を取り入れ、組み合わせつつ試行錯誤してウェブ集客を確立できれば、経営上非常に強い武器になることは間違いありません。

※記事の書き方については、ジェノモスコラム『【決定版】行政書士のホームページ記事作成ガイド』もご参照ください。

Genomos

「効果的なホームページの作り方や育て方がわからない」「誰にホームページ制作を依頼すべきか悩む」など、ホームページについて悩みや不安を持っている行政書士は多いです。

ウェブから集客して事務所運営を軌道に乗せたいとの思いにつけ込まれ、行政書士の実務に詳しくないホームページ制作業者に多額の費用を支払った挙げ句、集客できない、育てる仕組みが無い、解約したらホームページ閉鎖に留まらず追加の費用まで請求されるといった事態に陥り、ウェブ活用に否定的になってしまう行政書士をこれまで多く目にしてきました。

Genomos(ジェノモス)は、そんな状況を何とか改善したいと、Webサイト制作会社代表(元行政書士)と現役の行政書士法人代表で立ち上げた、行政書士事務所専門のウェブと経営のコンサルティングサービスです。

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