行政書士開業時の実務習得と営業活動:Genomos座談会#1

Genomosメンバー3名は、全員が現役&元行政書士だということで、行政書士の業界でよく話題になるテーマについて座談会形式で語ってみようと思います。

今回は行政書士事務所の開業に関連する話題について話してみました。

座談会参加メンバー

イワモト

Genomos代表、士業向けウェブ制作会社風デザイン株式会社代表。元行政書士。

サカモト

Genomos経営コンサルティング担当。行政書士法人シグマ代表社員。

イズミヤ

Genomos所属。行政書士法人シグマ代表社員。


実務習得について

Youtube全盛のこのタイミングに、あえてテキストで座談会形式の記事を作ろうという企画ですが、まずは開業に関する話題から行きましょう。

この中だと阪本さんが一番開業前後の方と話す機会があると思いますが、どんな質問が多いですか?

行政書士は即独の方が圧倒的に多い業界なので、「実務をどのようにして覚えたかのか」「営業活動はどのようにしているのか」の2つがよくある質問です。

ではまず実務をどう覚えたかについて話していきましょうか。

岩本さんも私と同様に行政書士事務所での勤務経験なく開業したと思いますが、実務はどうやって覚えましたか?

私の場合は試験合格して行政書士登録して、そこからようやく「行政書士って何をやる職業なんだ?」と調べ始めたので、開業時点で実務については本当に何も知りませんでした。なにしろ、行政書士が許認可を扱うとか、それすら知らなかったくらいで(笑)。

そこで、まずは行政書士実務講座的なDVDをいくつか購入して、それにザッと目を通すことで仕事のイメージを掴みました。その後に業法などを解説している書籍を購入しつつ、規模の小さな業務からホームページを作り、実際にご依頼をいただきながら実務や顧客対応を覚えていった感じです。

泉谷さんも実務経験無しでの開業だったんですね?

私の実務習得は岩本さんからDVDを抜いた感じですね。

行政書士が何をする仕事かもよく知らずに登録して、ホームページ作って、問い合わせやご依頼のたびに条文とか手引きを見たり、役所に問い合わせたりして覚えました。

それなりに繋がりは出来てからは、詳しい人に共同で受任してもらって、報酬を半額とか全額とかお支払いして一緒に業務をやらせてもらって覚えたりとかもありました。

って我々、ちゃんとした方々から怒られないですかね(笑)。

一応ジェノモスにもちゃんとした人がいるんだぞということで、我々とは違って行政書士事務所に勤務して実務を覚えた阪本さんはどうでした?事務所の上司や先輩から指導というか色々教えてもらえたりするんですか?

私は岩本さんや泉谷さんと違って2つの行政書士法人での勤務経験を経て独立したのですが、確かに過去案件の申請書類を参照することはできましたし、建設業や宅建業の実務は教えて頂きました。が、私がいま専門にしている運輸や旅行分野はご指導賜った記憶はございません(笑)。

私も手引きや条文で勉強しながら不明点は役所に確認したり、他の行政書士事務所さんのホームページを読んだりして勉強しました。行政書士会の研修にはよく参加していました。

営業活動について

事務所にもよるとは思うんですが、阪本さんの場合は手取り足取りというよりは、基本は教えるからあとは頑張れ的な感じだったと。

いずれにせよ、自分である程度は試行錯誤しながら勉強して覚えていくっていうのは変わらないですね。

次が「営業活動はどうしているのか」ということですけど、開業前後のということですよね。

そういえばあまり聞いたことなかったですが、阪本さんの独立前後の営業ってどうしてたんですか?

様々な交流会に参加してお客様を紹介頂けるネットワーク作りをしながらも、営業活動の中心はウェブでした。勤務していた行政書士法人はウェブ集客で成功していたので、そこに何の疑問も感じませんでした。

Amazonでホームページビルダーを購入して、それをダウンロードして、日々ページ作成や修正をしていました。

この辺の「ウェブ集客が普通に可能なんだ」という感覚は、都市部のほうがより身近かもしれませんね。

「あの事務所もできてる、この事務所もできてる。なら自分もできるのでは」的な。

地方に行くほどウェブから集客している事務所の比率が下がって、周囲にそういう人がなかなか居ないことから、地域の需要以前に「ウェブから集客はやっぱり無理なんだ」という結論に至りやすいのかなと。

ちなみに私は、前述のようにパスポートの申請や古物商許可の申請といった小さな規模の業務からホームページ化していったのですが、お二人が最初に作られたホームページは何の業務だったのでしょう?

コーポレートサイト風のものを最初に作って、業務案内ページから専門分野のページがいくつもぶら下がっているサイトを作っていました。

専門分野のページの中では旅行業務のページを充実させていました。旅行業が終わったら、貨物利用運送事業、倉庫業、軽貨物自動車運送事業の順で作って、最後に、一般貨物運送事業のページを作りました。

泉谷さんはどの業務からホームページを作りましたか?

私は各業務1ページずつあるような、コーポレートサイトに近いものでした。2010年だったと思いますが、当時はまだそれほど競争が激しくなかったので、そんな感じでもそれなりに問い合わせがあったんですよね。いまでは考えられませんが。

岩本さんは交流会とかには行っていたんですか?

開業当初はちょこちょこと交流会に行っていたような気がします。

とはいえ多種多様な業界の人が集うタイプの交流会は、自分の行政書士としての売りも定まっていない状態なので何もアピールすることができず、ほとんど意味がありませんでした。

どちらかというと、行政書士に限らず士業さんと交流するレクリエーション的な会のほうが、何かあったときの相談先となる士業さんと多数知り合えたので有益でした。行政書士業務って、なにかと同業や他士業さんと連携が必要になりますからね。

そういえば、私が泉谷さんや岩本さんと初めて会ったのは、士業だけの交流会でしたね。こうして座談会しているのが不思議な感じです。

そういう意味でも、士業の交流会って後々で様々な方向に話が広がるから、開業当初でも役立ちますよね。

私は登録初日に参加した士業セミナー兼交流会で出会った司法書士さんと、その後に何度も何度も仕事で連携することになりました。

ただ、去年(2020年)から今年(2021年)に開業した行政書士さんは、コロナ対策の問題もあってセミナーや交流会でなかなか知り合いを作りにくい状況にあるようです。

去年や今年に開業した方は本当に難しいタイミングでの開業になりましたよね。人と繋がってそれなりに仲良くなるとこまでいくには、SNSやZOOMだけだと難しそうです。

ということで今回は行政書士事務所開業時の業務習得と集客方法について話してみました。我々3人は割と似たところも多いので、機会があればアナログ営業中心の方のお話なども聞いてみたいですね。

座談会第2回に続く)

Genomos

「効果的なホームページの作り方や育て方がわからない」「誰にホームページ制作を依頼すべきか悩む」など、ホームページについて悩みや不安を持っている行政書士は多いです。

ウェブから集客して事務所運営を軌道に乗せたいとの思いにつけ込まれ、行政書士の実務に詳しくないホームページ制作業者に多額の費用を支払った挙げ句、集客できない、育てる仕組みが無い、解約したらホームページ閉鎖に留まらず追加の費用まで請求されるといった事態に陥り、ウェブ活用に否定的になってしまう行政書士をこれまで多く目にしてきました。

Genomos(ジェノモス)は、そんな状況を何とか改善したいと、Webサイト制作会社代表(元行政書士)と現役の行政書士法人代表で立ち上げた、行政書士事務所専門のウェブと経営のコンサルティングサービスです。

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