書籍紹介:建設業法のツボとコツがゼッタイにわかる本

『建設業法のツボとコツがゼッタイにわかる本』

建設業法のツボとコツがゼッタイにわかる本

出版社:秀和システム

著者:大野 裕次郎、寺嶋 紫乃

長時間労働や就業者の高齢化などの課題を解決するために建設業法が25年ぶりに改正されます。本書は、建設業者や建設業許可担当者、法務部、現場の技術者向けにQ&A形式で2020年10月施行の改正建設業法をわかりやすく解説した入門書です。「県外の仕事を請け負いたいけど、許可は大臣許可じゃないとダメなの?」「偽装請負って何?」などよくある疑問を解決します! また、コンプライアンスマニュアルとしても使用できます。

https://www.shuwasystem.co.jp/book/9784798061658.html

阪本コメント

建設業務は行政書士の王道業務のため、行政書士向けの実務書は様々な出版社から発売されています。この「建設業法のツボコツ」は、許認可申請手続きにフォーカスした書籍ではなく、建設業法にフォーカスされており、この着眼点が「さすが名南経営さん」、「さすが大野先生・寺嶋先生」というのがこの本の第一印象です。

実際に本書を読んでみると、関与先の建設業者さんから質問されそうな内容が、Q&A方式で解説されているため、辞書的に使える点も好印象です。

個人的には、第6章で触れられている監督処分と罰則についてが、正しい情報を探されている建設業者さんが求めている情報がコンパクトにまとめられていると感じました。

建設業務を取扱われる行政書士さんは、手元に一冊置いておくとお守りになる書式だと思います。この書籍にもっと早く出会っていれば、私も建設業務に取り組んでいたかもしれません。

泉谷コメント

許認可の実務書というと、読みやすい手引といった感じで制度や手続きを解説するものが多い印象ですが、本書は建設業者が「こんなことで困っている」ということからアプローチしているのが素晴らしいです。

これは行政書士が実際に業務するときと同じ流れなので、行政書士実務のお供としても使いやすい構成になっているのではないでしょうか。

王道業務の建設業許可をあまりやらない人でも、持っておくと安心だと思います。

なお、この「どんなことで困っているのか」からアプローチするというのはホームページを作るときにも重要な視点だと思いますので、その点でも非常に参考になりました。

岩本コメント

許可要件や申請書の書き方、証明資料の揃え方はある程度分かっても、その周辺領域にある建設業者さんが普段営業していく上で気にしていること、気にしなければならない業界ならではの知識などは、建設業界出身の行政書士でもなければ業歴が浅いうちはなかなか見えづらいところです。

この本には、新規に建設業許可を取得するための打ち合わせや、既に許可を取得して継続的なお付き合いをしている会社担当者さんからも、実際に質問される機会の多かった事項が建設業法の条文と合わせて満載されています。

この『建設業法のツボとコツがゼッタイにわかる本』と『建設業許可Q&A』の2冊に目を通しておけば、行政書士として相談や打ち合わせの際に質問されそうな事は、かなりカバーできるのではないでしょうか(経審はまた別として)。

「かけだし行政書士の頃、もしこの書籍があったらかなり助かったな」と思った一冊です。

Genomos

「効果的なホームページの作り方や育て方がわからない」「誰にホームページ制作を依頼すべきか悩む」など、ホームページについて悩みや不安を持っている行政書士は多いです。

ウェブから集客して事務所運営を軌道に乗せたいとの思いにつけ込まれ、行政書士の実務に詳しくないホームページ制作業者に多額の費用を支払った挙げ句、集客できない、育てる仕組みが無い、解約したらホームページ閉鎖に留まらず追加の費用まで請求されるといった事態に陥り、ウェブ活用に否定的になってしまう行政書士をこれまで多く目にしてきました。

Genomos(ジェノモス)は、そんな状況を何とか改善したいと、Webサイト制作会社代表(元行政書士)と現役の行政書士法人代表で立ち上げた、行政書士事務所専門のウェブと経営のコンサルティングサービスです。

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