Q.行政書士開業準備中です。ホームページなどに使うプロフィール写真や事務所の写真を用意しようと考えているのですが、どのようなものを用意すればいいのでしょうか?
A.一定以上の画質であることを前提として、明るく柔らかい印象を与える写真を使うのがおすすめです。
ホームページの訪問者に対して写真が与える印象というのは、ホームページの要素の中でも影響の大きいものですので、あまり適当に用意せず、しっかりとした写真を用意するようにしましょう。
こんな写真がおすすめ
行政書士がホームページなどに使用する写真を用意するときには、基本的には以下のような条件を満たしていることが望ましいです。
- 表情は笑顔
- 服装が乱れていない
- 画質が良い
- 明るい
- 実物と違い過ぎない(加工し過ぎない)
- 複数カット用意する(左右斜め、屋外、室内、面談風景、作業風景、電話している風景など)
これらを満たしていれば、必ずしもプロのカメラマンに依頼せずに自分で撮影しても問題ありません。
もちろん、技術のある人が一眼レフカメラで撮影するのが一番ですが、最近はスマホ搭載カメラの性能がかなり上がっていますので、スマホのポートレートモードなどでも十分使える写真を撮ることができます。
なお、名刺やパンフレットなど印刷物に使用する場合には、ホームページに使用するときよりも高画質が求められるので、この点は撮影の段階で気にしておきましょう。
マイナスに作用する写真
冒頭でも述べたとおり、写真のインパクトは大きいため、行政書士のホームページで使う写真によっては、それだけで訪問者が去ってしまう原因にもなりかねません。
そこでよくあるNG写真の特徴を紹介します。
怖い
怖い印象を与える写真は、問い合わせへのハードルを著しく高める効果があります。典型的なのは「真顔で腕を組んでカメラ目線」や、証明写真のような写真です。
「気軽に問い合わせして欲しくない」という場合であったとしても必要以上に問い合わせを逃がしてしまう可能性が高く、一般的には使用しない方がいい写真と言えるでしょう。
腕組みについては、カメラマンからポーズとして指定されるケースも多いようですが、笑顔に自信がなければ採用しないのが無難です。
腕組みは、心理学的にも拒絶のサインになるという説もあるようで、問い合わせのハードルを上げることはあっても下げることは少ないので。
画質が悪い、暗い
最近ではだいぶ少なくなってきましたが、明らかに自撮りをしたような画質の悪い写真も避けるべきです。どんな顔をしているのかという情報を提供する効果があったとしても、良い印象を与える可能性は低く、むしろ悪印象になりやすいです。
また、写真の明るさが暗いのも同様です。ホームページでは、通常よりも少し明るめにするくらいでちょうどいいです。
室内で撮影すると暗くなりやすく、照明などでキレイに照らすのもある程度技術が要るので、天気の良い日に屋外で撮影するのもひとつの方法です。
写真の選び方にも注意が必要
写真撮影については上記のような点に気をつけてもらえれば大きな問題はないと思いますが、撮影後には「どの写真を使うか」を選ぶことになります。このときに自分だけで選んでしまうと、「より自分が良く見える」「自分が気に入った」きっちりした写真を選びがちです。
このようにして自分で選んだ写真は、他の人から見ると隙のないものになることが多いのですが、そのような隙のない写真だと「相談しやすい」「親しみやすい」よりも、「相談しにくい」「とっつきにくい」という印象を与えやすくなります。
ですので、誰か第三者の意見も参考にしながら、どの写真を採用するかを決めることをおすすめします。